妊娠中に入院した体験談|入院の経緯・持ち物・大部屋での生活について

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はじめに

私は妊娠中に入院を経験しました。

妊娠期はあっという間ですが、その中で「入院」という特別な出来事があると、日常とは違う不安や気づきがたくさんあります。

今回は、私が 妊娠中に入院した経緯や入院生活の様子、持っていってよかったもの、辛かったことや良かったこと をまとめてご紹介します。

これから出産を迎える方や、妊娠中の入院について知りたい方の参考になれば嬉しいです。

入院に至った経緯

大きな病気が見つかったわけではありませんが、持病の影響でお腹が張りやすくなり、強い痛みがあったため病院へ連絡しました。

診察の結果、先生から「赤ちゃんのためにも念のため入院しましょう」と言われ、そのまま入院生活が始まりました。

仕事の状況と入院

勤め先には安定期に入ってから妊娠を報告していました。

ところが、ちょうどその直後に入院することになり、この入院をきっかけに産休まで自宅療養に切り替えることになったのです。

そのため、職場の方々と産休に向けた具体的な相談や手続きを直接できなかったのが少し心残りでした。

私は高齢出産だったため、安定期に入るまでは伝えなかったのですが、今思うと状況によっては もっと早めに妊娠を伝えておいた方が安心 だったかもしれません。

入院中に用意してよかったもの

入院生活は思っていた以上にじっとしている時間が長く、起床や就寝の時間も病院で決められているので、工夫しないと昼夜逆転してしまうこともあります。

私は実際、入院翌日に日中うっかり寝てしまい、夜に眠れなくなってしまったことがありました。

その時は先生から「回復のためにも夜に眠るように」と言われ、睡眠薬を処方していただいたほどです。


そんな入院生活を少しでも快適に過ごすために、持って行ってよかったと感じたものを紹介します。

まず基本的なものとしては、肌着や着替え、そしてパジャマ。

病院によっては指定があるかもしれませんが、点滴をする場合もあるので腕が出しやすいものが便利でした。

スリッパも必須アイテムです。

タオルはとにかくたくさんあって助かりました。

顔を洗う時やシャワー後に使うだけでなく、ベッドの下に敷いたり、枕元に置いたりと、いろいろな場面で役立ちます。

専用のリネン類をそろえなくても、タオルがあれば十分代わりになります。

延長コードも意外と必需品でした。

特にスマホの充電に重宝します。

長めの充電ケーブルでも代用できますが、ベッド周りで使いやすいようにしておくと安心です。

病室は基本的に寒いので、羽織れるものも用意しておくと快適に過ごせます。

暇つぶし用にはタブレットやパソコンを持って行きました。

病院によっては使用禁止の場合もあるので確認が必要ですが、私の入院先ではテレビが古く、専用イヤホンを使う仕組みだったのであまり利用せず。

代わりにタブレットでTVerやYouTubeを見たり、自宅のテレビアプリでニュースを見たりしていました。

溜まっていたオンライン講座をパソコンで進めることもでき、時間を有効に使えたのは良かったです。

動画や音楽を楽しむためにイヤホンは必須でした。

インターネット環境も大切です。

スマホの契約によってはギガ数が足りなくなるので、テザリングやポケットWi-Fiがあると安心です。

短期入院ならテザリングで十分ですが、長期になる場合はポケットWi-Fiを検討してもいいかもしれません。

そのほか、本や漫画もおすすめです。

普段はなかなか時間が取れませんが、入院中はじっとしていなければならないので、読みたかった作品を一気に読むチャンスになります。

また、意外に重宝したのがウェットティッシュ。

テーブルを拭いたり、身の回りをさっと清潔に保つのに便利です。

布のふきんだと洗う手間がかかりますが、使い捨てなら気軽に使えます。

以下にチェックリストにまとめました

  • 肌着・着替え・パジャマ(点滴がある場合は腕を出しやすいものがおすすめ)
  • スリッパ
  • タオル(洗顔・シャワー以外にも敷物代わりに使えて便利)
  • 延長コードまたは長めの充電ケーブル(スマホ充電用に必須)
  • 羽織るもの(病室は意外と寒い)
  • タブレット・パソコン(病院によっては利用禁止の場合あり)
  • イヤホン(動画や音楽を楽しむために必須)
  • ポケットWi-Fiまたはテザリング(動画視聴には大量の通信量が必要)
  • 本や漫画(暇つぶしに最適)
  • ウェットティッシュ(テーブルや身の回りを手軽に拭ける)
  • 箱ティッシュ・歯ブラシなどの生活用品

病院によって設備やルールが違うので、入院案内を確認してから準備することをおすすめします。

入院中の辛かったこと

私は経済的な理由もあり大部屋を選びました。

しかし、大部屋ならではの大変さもありました。

すでに数名の妊婦さんが入院していて、私よりも重い症状の方もいたようで、昼夜問わず苦しそうな声や機械の音が響いていました。

また、看護師さんが巡回でバタバタ入ってきて、カーテンがペラっと開いてしまうこともあり、その度に落ち着かない気持ちになりました。

入院初日の夜には泣きながら「帰りたい」と看護師さんに訴えたほどです。

毎日のようにそう思ってしまいました。

病気ではないのにずっとベッドで動かない生活は、「こんなに動かなくていいの?」という罪悪感を感じることもありました。

入院中によかったこと

もちろん、入院生活がすべて大変だったわけではありません。

毎朝お腹の赤ちゃんの心音を聞けることはとても大きな安心につながりました。

また、家事を一切しなくていいことも、普段頑張っていた自分にとっては意外な休息になりました。

主人が洗濯をしてくれ、私は食事を出してもらい、動画やオンライン講座を楽しむ時間もありました。

「入院中だからこそ得られる休息」と捉えれば、心身を整える大切な時間だったと思います。

面会について

面会は病院によってルールが異なります。

面会時間が決められていたり、1日に来られる人数や時間、子どもの入室可否などが定められている場合もあります。

私が入院していた病院も制限がありました。

そのため、事前に 病院の案内をしっかり確認しておくこと が大切だと感じました。

入院を振り返って

私の入院は1週間程度でしたが、妊娠生活全体で見ればほんの一部の出来事です。

ちょうど安定期に入ってすぐのタイミングで、職場にも妊娠を伝え「これから働くぞ!」と思っていた矢先のことだったので、当時はとてももどかしい気持ちでした。

しかし今振り返ると、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことが何より大切。

あの入院は、私にとって必要な時間だったと感じています。

まとめ

妊娠中の入院は、突然やってくることもあります。

急な入院でも安心して過ごせるように、必要最低限の持ち物をリスト化しておいたり、家族と連絡方法を決めておくと安心です。

大部屋での生活や、思った以上に長い「動かない時間」は、体験した人にしかわからない大変さもあります。

それでも、入院生活を通じて赤ちゃんを守ることができたという実感は、今でも私にとって大切な思い出です。

これから妊娠生活を送る方へ。

もし入院することになっても、どうか「自分と赤ちゃんを守るための大切な時間」だと思って、少しでも気持ちを楽に過ごしてほしいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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